2026年11月3日から5日まで父と2人で屋久島に行きました。2日目は荒川登山口から縄文杉まで歩き、3日目は宮之浦岳に登頂しました。2日続けて山を歩いた旅行です。
この記事では佐世保からの移動と2日間の登山の記録をまとめます。旅行の費用と泊まったホテルの感想も書きました。費用は私の記憶による金額と公式の料金を分けています。
今回の屋久島2泊3日の旅程
- 1日目(11月3日):佐世保から車で鹿児島へ。高速船で屋久島に渡ってレンタカーと登山用品を借りる
- 2日目(11月4日):荒川登山口から縄文杉まで歩いて往復する
- 3日目(11月5日):淀川登山口から宮之浦岳に登頂して往復する。下山後に高速船で鹿児島に戻って佐世保へ
泊まったのはホテル屋久島山荘で、2泊とも同じホテルです。縄文杉までは父の知り合いのガイドさんに案内してもらいました。
この記事の時間は私たちが実際に歩いた記録です。登山の目安の時間ではありません。
初日:佐世保から屋久島へ
7時に佐世保を車で出発し、12時ごろ鹿児島の南埠頭に着きました。13時30分の高速船に乗り、屋久島に着いたのは15時30分ごろです。

種子屋久高速船の冬ダイヤ(2026年10月1日〜2027年2月28日)には鹿児島13時30分発・宮之浦15時20分着の便があります。帰りの16時発の便も同じ時刻表に載っています(宮之浦発・鹿児島17時50分着)。
屋久島に着いてからの流れは次のとおりです。
- 15時45分:デスティーノレンタカーでアクアを借りる(48時間)
- 16時30分ごろ:レンタルの山下で私の登山靴・ヘッドライト・ストックを1点ずつ借りる
- 宮之浦のAコープで水や食料などを買う
- ホテル屋久島山荘にチェックイン
アクアは燃費がよく感じられました。島の狭い道でも運転しやすい大きさでした。実際の燃費は測っていません。
夕食の時間は19時を選びました。翌日は朝早く出発するのでホテルに登山用の朝弁当と昼弁当を追加料金で頼みました。
2日目:縄文杉までの登山
縄文杉の日の流れです。
- 4時:ホテルを出発
- 屋久杉自然館でガイドさんと合流し、バスを待つあいだに朝食の弁当を食べる
- 荒川登山バスで荒川登山口へ向かう
- 荒川登山口から縄文杉に向けて歩き始める
- 10時30分:縄文杉に到着(10〜15分ほど過ごす)
- 16時ごろ:荒川登山口に戻る
バスに乗ったのは4時50分ごろだったと記憶しています。手元の登山バスの座席券には出発時刻5時・乗車開始時刻4時55分と印字されています。屋久島町の資料では屋久杉自然館5時発の便は荒川登山口に5時35分に着きます。歩き始めた正確な時刻は分かりません。

登山口を出てから戻るまでは休憩を含めて10時間あまりでした。一緒に歩いたのは父と私とガイドさんと夫婦1組の5人です。服装は半袖にマウンテンパーカーで足りました。山で出たゴミは持ち帰りました。

下山後は安房のAコープでも買い出しをしました。
荒川登山口へは登山バスで行く
荒川登山口には毎年3月1日から11月30日まで一般の車が入れません。この期間は屋久杉自然館で荒川登山バスに乗り換えます(環境省 屋久島世界遺産センター)。
屋久島町の資料では荒川登山バスのバス代は中学生以上1人往復2,000円です。山岳部環境保全協力金は日帰り1,000円でバスの券と一緒に納めます。手元の領収証と乗車券の写真では1人分が協力金の領収証1,000円と片道1,000円の乗車券2枚でした。
環境省は荒川口から縄文杉までの往復を約22.0km(目安)としています。標高差は約700mで所要時間は9時間以上と案内されています。
縄文杉を見た感想
縄文杉は思っていたほど大きく感じませんでした。道中でたくさんの屋久杉を見てきたことも理由の一つだと思います。それよりもたどり着いた達成感のほうが大きかったです。
縄文杉に直接触れられなかったのは残念でした。縄文杉のまわりは根を守るために立ち入りが禁止されていて、展望デッキから見る決まりになっています(環境省)。環境省は縄文杉を樹齢数千年の屋久島のシンボルとして紹介しています。
道の途中にあった折れた屋久杉の枝の香りがとてもよかったです。
ガイドさんからは屋久杉の歴史の話も聞きました。林野庁九州森林管理局によると屋久杉の本格的な伐採は屋根をふく材料の平木(ひらぎ)を年貢として納めたことから始まったとされています。
怖かった場所
朝の暗いトロッコ道や手すりのない橋は怖かったです。環境省も途中の橋には手すりがない場所があると案内しています。風の強い日は特に注意するよう呼びかけています。森林軌道の枕木の両端は滑りやすく転倒事故が多いそうです。

足の親指の爪が痛くなった
縄文杉の登山の終わりのほうで足の親指の爪が痛くなりました。爪を切ったら翌日は問題ありませんでした。
3日目:宮之浦岳登山
3日目は父の強い希望で宮之浦岳に登りました。宮之浦岳は九州で一番高い山です(環境省)。山頂の標柱には標高1,936メートルと書かれていました。

- 3時:ホテルを出発
- 4時:淀川登山口を出発
- 約2時間10分で花之江河に着く
- 8時18分:宮之浦岳の山頂で標柱を撮影
- 12時30分:淀川登山口に戻る
山頂で過ごしたのは5〜10分ほどです。往復は休憩を含めて約8時間30分でした。帰りに16時の高速船に乗る必要があったので時間を意識しながら歩きました。

環境省は淀川入口から宮之浦岳までの往復を約13.0km(目安)としています。装備や行動判断が求められる登山経験者向けのルートと案内されています。
服装は半袖に長袖のフリースを重ね、寒いときはマウンテンパーカーを羽織りました。
宮之浦岳に登った感想
宮之浦岳は縄文杉より難しく感じました。登りだけでなく途中に下りもあり、帰りはその分を登り返す必要がありました。

山頂の直前までは青空が見えていました。着いたときには曇っていて風も強かったです。山頂の景色への感動は小さかったものの登頂の達成感はありました。
ロープを使って進む場所では滑落の危険を感じました。終盤には膝が少し痛みました。
山小屋などでドイツの人やオーストラリアに住んでいる日本人と話しました。英語や少し覚えていたドイツ語で話せたのは楽しかったです。
次に屋久島に行くなら私は白谷雲水峡を選びたいと思います。
下山後に食べたラーメン
下山してレンタル用品を返したあとに飛鯖で塩ラーメンを食べました。あごだしとサバ節を使ったあっさりした味で替え玉も頼みました。柚子胡椒のような薬味がおいしかったです。

そのあとレンタカーを返して16時の高速船に乗りました。鹿児島に着いたのは18時ごろで家に帰り着いたのは23時ごろです。
屋久島旅行にかかった費用(父子2人分)
今回の旅行にかかった主な費用をまとめました。金額は父と私の2人分です。高速道路料金と自家用車のガソリン代は試算した金額を使っています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 高速船(往復・2人) | 約44,000円 |
| ホテル(2泊・夕食付き) | 7万円台 |
| レンタカー(48時間) | 約11,000円 |
| 登山用品レンタル | 4,000円〜6,000円 |
| 荒川登山バス・協力金 | 6,000円 |
| 高速道路(往復・試算) | 約13,640円 |
| 自家用車のガソリン(往復・試算) | 約12,500円〜13,000円 |
| レンタカーの給油 | 約700円 |
| 刺身の追加注文 | 約2,200円 |
| ラーメン・替え玉(2人分) | 約2,800円 |
| 鹿児島での駐車場代 | 0円 |
合計は2人で約16.7万〜17.9万円という試算になりました。
- 高速道路は佐世保中央IC〜鹿児島北ICを普通車のETCで利用した場合の参考額です(行きの11月3日は休日割引で計算・ドラぷら)
- 自家用車のガソリン代は往復約700〜730kmを燃費10km/Lと当時の参考単価1リットル178円で計算しました(gasoline-kakaku.com)
- 高速船の約44,000円やホテルの7万円台などは私の記憶による金額です
- 弁当代・飛鯖以外の食事代・Aコープでの買い出し代は合計に入れていません
- 宮之浦岳の山岳部環境保全協力金は支払ったか分からないので合計に入れていません
公式サイトで確認できた料金は次のとおりです。
- 高速船:種子屋久高速船の鹿児島〜屋久島の大人の往復割引運賃は25,900円でWeb予約限定の早割もあります(2026年5月11日からの運賃)
- 荒川登山バス:バス代は中学生以上1人往復2,000円で協力金の1,000円と合わせて3,000円です
- 山岳部環境保全協力金:日帰りで入山する場合は中学生以上1,000円です
- 登山用の弁当:ホテル屋久島山荘の朝弁当は750円・昼弁当は850円で朝と昼の両方なら1人1,600円です。私たちが買った個数は確認できていません
11月の屋久島登山の服装と持ち物
環境省は屋久島の山は天気が急に変わるとして登山用の雨具を必需品にしています。日帰りでも防寒着・食べ物・明かり・地形図・コンパス・笛・携帯電話を持つよう案内しています。服装は長袖と長ズボンで靴は登山靴です。スニーカーは滑りやすいとされています。
私たちの服装
- 縄文杉の日:半袖にマウンテンパーカーで足りました
- 宮之浦岳の日:半袖に長袖のフリースを重ね、寒いときはマウンテンパーカーを羽織りました
- 雨具:今回は使いませんでした(環境省は必需品としています)
使ってみた道具の感想
- 靴下:2枚重ねて履きました。靴擦れやマメはできませんでした
- 登山靴(レンタル):足元を守ってくれて汚れも気にせずに歩けました
- ストック(レンタル):足の負担を軽くしてくれた印象です
- ヘッドライト(レンタル):暗かったので父の明るいライトに助けられました
2日とも暗いうちに歩き始めました。ヘッドライトは明るさと点灯できる時間を確かめておく必要があると感じました。
行動食と水
行動食にはゼリー飲料・ポッキー・かっぱえびせんなどを持っていきました。
環境省のルート情報では淀川小屋と花之江河分岐に水場があります。それでも私は宮之浦岳は縄文杉より水場が少ないと感じました。
ホテル屋久島山荘に泊まった感想
ホテル屋久島山荘には2人で2泊して7万円台でした(夕食付き)。ここからは私たちが泊まったときの個人の感想です。
部屋
私たちの部屋は4階でした。部屋にあったのは次のものです。
- 和室とベッド2台
- ソファ2脚とテーブル
- 浴室・トイレ・洗面台
- 小型の冷蔵庫
2泊のあいだに部屋の清掃はありませんでした。タオルは使ったものを部屋の外に出しておくと交換してもらえました。お湯が出るまでには1分ほどかかりました。
夕食
夕食には蕎麦・魚の揚げ物・ハンバーグ・コロッケ・しゃぶしゃぶなどが出ました。ご飯と味噌汁はおかわりができました。

刺身を楽しみにしていた父には量が少なく感じられたので約2,200円の盛り合わせを追加しました。夕食は料金を考えると私には満足度が低かったです。
次に屋久島に行くときは別のホテルに泊まって居酒屋などで食べる方法も考えたいと思いました。
登山用の弁当
早朝の登山の日のために朝弁当と昼弁当を追加料金で頼みました。中身はおにぎり・唐揚げ・魚の揚げ物・漬物などでした。

2日連続で登って分かった難易度と注意点
ここに書くのは私の場合です。体力や体調は人によって違います。
- 難しく感じたのは宮之浦岳です。途中に下りがあり帰りはその分を登り返しました
- 縄文杉は登山口を出てから戻るまで10時間あまり、宮之浦岳は約8時間30分かかりました(私たちの記録)
- 3日目の宮之浦岳では強い筋肉痛や疲れで動けなくなることはありませんでした。終盤に膝が少し痛みました
- 帰宅後に脚・尻・腰・腕の一部が筋肉痛になりました
- 暗いトロッコ道・手すりのない橋・ロープを使う場所では危険を感じました
環境省は縄文杉のルートについて十分な体力と登山経験と登山計画が求められるとしています。宮之浦岳の往復は登山経験者向けとされています。
父と屋久島を旅行して感じたこと
この旅行でいちばんうれしかったのは父と一緒に縄文杉まで歩き、翌日は宮之浦岳にも登頂できたことです。宮之浦岳は父の強い希望で登った山でした。難しく感じましたが2人で山頂に着けて達成感がありました。
暗い道では父の明るいヘッドライトに助けられました。この旅行で父には長生きしてほしいと強く感じました。
まとめ
- 佐世保から車で鹿児島へ行き、高速船で屋久島に渡った
- 2日目は荒川登山口から縄文杉まで歩いて往復し、3日目は宮之浦岳に登頂した
- 縄文杉は思っていたほど大きく感じず、たどり着いた達成感のほうが大きかった
- 宮之浦岳は縄文杉より難しく感じた
- 今回の旅行費用は2人で約16.7万〜17.9万円と試算しました。高速道路料金と自家用車のガソリン代は推定額です。弁当や一部の食事代と買い出し代などは合計に含めていません。
- ヘッドライトは明るさと点灯時間を確かめておきたい
- 父と一緒に縄文杉まで歩き、翌日に宮之浦岳にも登頂できたのがいちばんうれしかった